ドイツにはクリスマスの時期にクリスマスマーケットという、いわばクリスマスのための出店が中央広場で催されるという行事があります。
ヨーロッパでは非常に有名で歴史のある行事です。
日本でも最近ではこの時期、ドイツから展示ものをとり寄せてやっているようなので、ぜひ見に行っているといいと思います。
ただまあ•••ドイツと比べて食べ歩きの値段がちょっと•••。
さて、今回、ドレスデンのクリスマスマーケットに行った時のことです。
非常に盛り上がっていたのですが•••一応、辺りはもう真っ暗です。
なんかまるで夜の8時ぐらいかな?と思えるのですが、実はこちらは早く暮れます。5時ぐらいになると真っ暗になるんです。
実はこの時間帯•••まだ6時なんです。
観光客と思しき人たちもいましたが、どう考えても地元のジモティーばかりのようでした。
実は、このマーケット、午後4:30ぐらいからすでに人だかりです。
「なんだよ、こいつら無職かよ笑」
•••と思ったのですが、それがどういうわけか5時を回る辺りからさらにその無職と思しきドイツ人たちが(?)さらに増えていきます。
要するに、この人たちは•••無職じゃなくて、退社した会社員達のようでした。
6時になると、もう本当にすごい人でごった返していました。
ドイツ人たちは普段は大人しく見えるのですが、ここで飲み歩きをしている人たちはとても陽気でした。
何を話しているんだか知りませんが、とても楽しそうです。
•••ウヘーなんでまた6時でこんなに人が集まるんだよ。今日は平日じゃん。今日は会社ないのかよ。それともやっぱりみんなプー太郎かよ(笑)
特にグリュースワイン、というこの時期に飲むホットワインを飲んでいる人たちはとても陽気です。
日本でいうならば、立ち飲み場やショットバーさながらです。
いや−6時でこれだから、8時になったら激混みなんじゃねえの?
•••と思いきや•••
8時になるとほとんどの店は閉めてしまったのです。と同時にほとんどの客は帰ってしまいました。
そう、8時になると今まで激混みだったマーケット場はがら〜んとなってしまったのです。
いったいみんなどこに行ってしまたのか•••。
いや、それは単純にみんな帰宅したんです(笑)。
え?だってまだ8時じゃん(笑)まだ盛り上がらないの?
そう、これがヨーロッパ。
夜は自宅で家族とともに過ごすんです。つまり6時になる前にさっさと仕事を辞めてマーケット場に出向き、そして8時になるや否やさっさと家路に着くんです。
これ、日本で考えられますか???
日本のサラリーマンは終電が来る11時頃まで居酒屋で奥さんや上司の悪口を叩いて、そして終電に乗って帰る。
だから終電って酔っ払いばっかりじゃないですか?
でもこちらじゃ夜9時に路面電車(トラム)に乗ってみなさいよ。
が〜らガラです。
ヨーロッパはとにかく残業をしません。そして9時には街から人がいなくなります。
これ、最初にヨーロッパに来た時はびっくりします。
ヨーロッパで夜9時は店はもちろん閉店ですが人もいなくなるので、この時間帯に道に迷うと、ともすると迷子になりかねなくて焦ってしまうのですが(笑)日本に帰国して夜11時に電車に乗ったら,がらがらと思いきや•••笑。
この日本とヨーロッパ人の残業時間の差はなんなんでしょうかね?
日本は最終電車に乗って帰らないと生活できないんですかね???
我々日本人は人生のほぼ大半を会社で過ごしています。
かくいう私もなぜか?自営業ですが、この夜11時現在でも(?)パソコンをこうして打っています(笑)
しかしヨーロッパ人は人生の半分は家族と過ごしているのかもしれません。
アベノミクスはある程度は成功したのかもしれませんが•••。
その結果•••。
どっちがいんでしょうかね?
ISIS戦士達もすごいけど、日本企業戦士も侮れないぐらい、すごいです(笑)。
追加情報ですが、実はドイツのクリスマスマーケット、最終日は23日だそうです!
24日、25日は家族と過ごす時間のために、営業は23日で終わりだとか。
ちなみに東京で行われるクリスマスマーケットは25日の夜10時まで営業です。
サラリーマン達よ!夜10時まで飲んで歌って、そして•••10時を回ったら•••。
終電まで次の店にハシゴだ!!。