触ったことがないピアノに慣れることの必然性

よくあることなのですが、自宅のピアノとレッスン室のピアノとの差が著しくて、戸惑う人は結構いると思います。

ただ、それが緊張のため、というのなら理解できますが、そうでない理由で慣れない、というのはできることなら無くしていったほうが良いです。

大概、私の教室のピアノには誰もが慣れないようです。

かなり敏感で大きい音が出やすいからだと思いますが、しかしそういう自分のピアノとは違うコンディションには慣れておかないと、初めてのホールで弾く時、失敗する確率が高くなります。

当たり前ですが、ピアノは各メーカー、種類によって全く違いますし、同じ機種であってもホールが違うと全く違った感じになることは珍しくありません。

結局どうしたら良いかというと・・・もしコンサート等でリハーサルがないのでしたら本番で最初の1小節目でピアノのコンディションを探らないといけないわけです。

私はよく生徒が「自分の自宅のピアノが調子が悪くてレッスン室のピアノとは雲泥の差がある。どこか故障している」と言われて、じゃあ、ということで私が出向いて様子を見ることがよくあるのですが・・・

生徒が言うほどピアノは変じゃない(笑)

むしろ、良いピアノじゃないか?と思うことしばしばです。

これは単純に私が目の前のピアノにすぐ自分が合わせるからトラブらないんです。

ピアノが悪いんじゃなくて自分がとっさにそのピアノに合わせてあげる。

これはもうピアノ弾きなら避けられないことです。

出くわしたピアノに慣れる訓練でお金がかからなくて、一番良いパターンは・・・

はい、ピアノ屋さんに出向いて「ピアノ購入を考えている」と言って試弾することです(笑)

これで片っ端から全部弾いていけば、いい訓練になります。

良い迷惑なので、あまりお勧めはしませんが(笑)

ただ、ピアノ屋さんのピアノは圧倒的に私から言わせればとても整備されていて弾きやすいです。

あれが本当のピアノのコンディションで自宅のピアノをショールームのような感じに整備することは大事です。

ピアノに関してはみんなコンディションが違うと申しましたが具体的にどう違うかと言いますと

1.音量の大小の違い

2.ペダルの効き具合(遊びと深さ)の違い

3.アクション(鍵盤)の敏感さと敏捷性(整備、不整備)の違い

4.ホール(ショールーム)の響きの違い

だいたいこの辺りが違うので即座にこれらを感じ取って弾きかたを変えていかないといけないのです。

私は敏感なピアノでしたら対応は楽にできるのですが・・・

一方、音量が出ないピアノに関してはやはり私でも戸惑うことは多いです。

テクニック的には重量奏法の方が、ピアノのコンディションに合わせやすい奏法だとは個人的に思ってはいるのですが・・・。