先生にとって必要な心構え

はい、これはいわゆるピアノの先生たちへの助言集です。

果たしてこれがシリーズともなる様な、膨大な内容に膨れ上がるかどうかはわかりませんが、とりあえず、思いついたことを書いていきたいと思います。

多少厳しいことも書くかもしれませんが(汗)まあそこは・・・私も同じ。

同じ修行者として反省している最中でもあります。

世の中、完璧な先生はいないでしょう。

一方でとかく世の中の流れ、世情、流行に流されてしまう講師もいるかと思います。

しかし、それは危険ではないですか?という私からの問いでもあります。

多少なりとも参考になれば?と思っています。

1.講師たるもの、生徒と同一視線、友達になってはいけない(?!?)

よく、先生というものは学校などの教員がそういう理想像を持たされているような気がするんですが・・・

でもそれって結構危険性が伴うと思いますよ。

先生は生徒のことをよく理解して、同じ仲間という意識かつ、同じ目線、同じ背丈で生徒の中に溶け込まないといけない。

・・・そりゃ確かに理想的な内容でしょう。

そうすれば先生は生徒から尊敬される。

・・・いやそれって・・・私は正直、怪しいと思っています(汗)

それはあくまでも、生徒がよくできた人間の場合だけです。

よくできていない(?)つまりグレている連中だと、正直生徒から舐められるだけです(笑)

グレている連中には連中の事情があるでしょう。

家庭環境が悪いのかもしれない。

でもだからと言って学校で暴れていいわけじゃないし、先生を舐めてもいけない。

一方で単純に大人に甘えているだけなのでしょう。

でも甘え方が間違っていると、結局空振りになるだけ。

これは実はピアノの講師にも同じく言えるだけではないかと思っています。

講師はある程度は威厳がないと結局生徒がいうことを聞かなくなる可能性があります。

いうことを聞かなくなると・・・ピアノが進歩しません(汗)

家でも親の言うことを聞かず・・・教室でも講師のいうことを聞かず・・・

これが最悪のパターンです。

こうならないためにも、ある程度講師は昔の体育の先生みたいに

「おっかない(笑)」

もしくは

「従わないといけない、目上の存在」

と思わせないといけないんです。

だから、生徒と仲良くなっても良いのですが、どこかで一線を引いて、ある時は自分が「ボス」として君臨できる状態にしないといけない。

そうしないと、生徒が勝手なことをしだす結果になって生徒本人が利益を伴わなくなる。

昔、我儘な生徒がいまして・・・

いや、それが子供じゃなくて大人だったんですがね(汗)

色々レッスンがうまくいかなかった時があったのですが、生徒に不満が溜まって・・・どういうわけか夜中の11時に私の教室に残業中に怒鳴り込みに来たんですよ(怖)

30分も延々と苦情をわめいて(汗)

 流石に最後には警察を呼ぼうかと思いましたが(汗)

次回のレッスンの時にはピアノに不満をぶつけて乱暴に鍵盤を叩いてとんでもない音を出すし(汗)

私のピアノはほぼコンサート用フルコンピアノなのであのピアノでおっもいっきり叩いたらどういう音になるか(汗)

それでその生徒はその後、辞めていきましたけど(汗)

結局これは単純に私が仲良くして同一目線になって同じ友達感覚でいたから 講師として舐められていたわけです。

逆に言えば私に様々な点で甘えていたんでしょうけど・・・。

講師に従わずに好き勝手にピアノはやってもいいんだ・・・それでもピアノは進歩する

・・・という雰囲気を私が醸し出していたんだろうと思いますが・・・それがいけなかった。

あくまでも講師はピアノの先輩なので言わなければならないこと、守らねばならないことはきつく言ってでも従わせなければいけなかったのでしょうが・・・。

そこを甘く接しているとこういう事態になりかねない。

道理のわかる子供(大人)ならば問題はないんですが・・・

時代的には先生という職業は周りからよく見られないといけない、八方美人・というしがらみがあるかもしれませんが・・・。

どうやったら生徒がどんな状況になっても、ついてきてくれる存在になれるか、従ってくれるかは・・・

まあ確かに難しいですよね(汗)

次回は

怒ったら講師の負け!

を・・・書きます。

あ、それと最後に書いておきますが・・・

どんなことがあってもピアノ学習者はピアノにフラストレーションをぶつけないでくださいね。

仮にフラストレーションを車に乗ってぶつけたらどうなるか?

車は凶器になります。

たとえレーシングドライバーでもそんなことはしない。

ピアノにフラストレーションをぶつけたら・・・

ピアノから一生恨まれますよ。

一生ピアノを上手く弾けなくしてやると、ピアノから怨念を持って祟られます。

ピアノってそういう楽器なんです。

生きているんですよ(!)