この間,位牌を買いにいってきました

位牌なんてまあ、今までは何とも思っていなかったし、人は死んだらそれっきり・・・と思っていましたが・・・。

もちろん、今でも死後の世界なんて信じていません。

・・・頭の中では・・・

そう、頭の中の理性的頭脳ではそう考えるんですが・・・

心臓の部分の心の中はですねえ・・・。

人の気持ちはそう簡単に割り切れないものがあります。

わかっちゃいるけど・・・。

位牌に人の魂が入る、と言われれば、やっぱりねえ・・・

だから位牌はみんな磨き過ぎて、あっという間に漆が禿げるんだとか・・・

人はやっぱりやるせない気持ちを何かにすがるんだと思います。

何かにすがって、気持ちを平静に保つんだと思います。

ちなみに今回買った位牌は・・・

黒檀です(笑)

そう、ピアノに詳しい人なら知っていますよね?

わが村田ピアノ音楽院のピアノの黒鍵も本物の”黒檀”です。

この位牌がまた結構、ずっしり重い。

先祖の霊は盆に家に帰ってくると言われています。

そんなこと、もちろん今まで信じていませんでしたが・・・。

ただですねえ・・・

実は不思議な出来事が昔の家ではよくあったんです。

現在の教室の建物の前の私が10代の頃の建物の時代なんですが・・・

何故か盆時期や、お彼岸時期になると玄関の呼び鈴が必ず2〜3回鳴るんです。

それで玄関に出てみると・・・だれもいない(怖)

これ、実は結構ありました。

その度に「ははあ、おばあちゃんにおじいちゃんが来たな!」

と、みんなで冗談まじりに言って、その後墓参りをしたものです。

その時は、半信半疑でしたが・・・。

今年は盆提灯を置くかもしれません。

何度も言いますが、正直,人間は何かにすがって気持ちの整理をしているにすぎません。

逆に考えれば、霊体験とか、心霊写真とか・・・

そんなもの、全然信じません。

正直「ばかばかしい」とまで考えてしまいます。

自分の気持ちの整理をつけているだけなんです。

だからそうわかっていても•••先祖の霊を盆にお迎えしなくてはいけないと。

長い歴史の中で、人間はどの世界でも、そのような行動を起こすわけです。

どうでもいいんですが・・・

私が死んだ時は、教室のピアノの黒鍵をばらして、みんなにお配りしたいと思っています。

私はその36鍵の黒檀鍵盤で(今、数えました・笑)生徒の皆さんの演奏を監視したいと思います。

「なんだその歌い方は!」

「テクニックがなっとらん!」

「いつになったら楽譜が正確に読めるんじゃ!」

・・・と、激を飛ばしたいと思います。