とあるピアノ公開講座に行ってきまして・・・

今日は仕事をお休みにして、とある公開レッスンを見に行ってきました。

先生は以前も書いたことのあるフレンチ野郎でして。

まあ名前はクリスマスイブだったか、アンネの日記だったか忘れましたが、まあそんな名前でした。(まあこれで業界人間はわかるでしょう)

内容は・・・いやすごかったです。

私は思うに、マールボロ―にしろ、ロスケ野郎にしろ、とにかくどいつもこいつもすごい。

ここまでくると、この3人(ロスケ、x国、フレンチ)集めてどいつが一番うまいか?なんて意味がなくなってしまう。

完全に言えることは・・・。

日本は完全に置いてかれている、ということです。

今年はX国講座に行かなかったので、ちょっと雰囲気を忘れていたんですが、やっぱりヨーロッパの音はすごかった。

詳しく言うと、やはり和声感。まあ要するに色彩感です。

もっと細かく言えば、単純に伴奏の音が小さいんでしょうが・・・。

とにかくヨーロッパ人のセンスに脱帽です。

私自身ももちろん、いつも気を付けてはいるのですが・・・いやはや・・・。

なので、本当に日本人は反省した方がいい。

日本にいるとあまりにも色彩感がない演奏が多すぎて、自分の解釈が間違っているのかと不安になるんです。

時に、私の解釈(それが正しかったとしても)に反論されることもあります。

そのときに思うんですよ。俺やっぱり間違っているのかなと。

・・・自分は正しい・・・時々そう勘違いしている日本人に出くわしますが・・・。

私は自分の生徒でそういうことを言うバカがいたら「喝!」を入れますが・・・。

今度はこの人のレッスンにチャンスがあれば受けるとは思いますが・・・やっぱり常にヨーロッパに触れていないと、感覚を忘れてしまう。

あの黄金色の音に触れていないとダメなんですよ。

日本では残念ながら白と黒、そして灰色の3色のみ。

プロでさえ、この有様です。

加えて・・・今日受講している生徒はみんな学生かと思いきや…実はみんな4~50代の人たちばかりでした。たぶん30代ではないような。

みんなそこそこの年齢だったけど、熱心で、先生の指導により、みんなすぐ音に反応が出ていました。

何歳になっても勉強は重要なことです。

・・・と、今回私が言いたかったことは、そういうことではなくて・・・

だってそんなこと、今まで何度も言ってきたじゃないですか。

もうそんなこと当たり前なんです。

私が言いたいこと、それは・・・

実は今回、車が本当に壊れて、週末に中古車を買ってくるんですが・・・。

久しぶりに気に入った車を買ってくるので私的にはルンルン気分で。

まあたぶん車を買った直後はルンルンなんでしょうが・・・。

まあたぶん半年後には車に飽きているでしょう。

所詮物欲なんていうのはいずれ、飽きが来る。

どんなに刺激的なものでも人間、飽きてしまう。

だから、その刺激を恒久的に求めるために、常に物を買い替えて、もしくは買い加えていくわけです。

私はそれほど物欲は強いほうではないのですが・・・。

でも物欲と違って、ピアノはどこまで行っても飽きない。

もちろん究極に難しいから、できない、という面であきらめてしまう人もいるかもしれない。

しかし、そこを超えた人間にとっては、車や洋服、高級ブランドと違って、決して飽きることはない。

どこまでも追及心、研究心、向上心、そして演奏欲望は絶えることはない。

あの黄金色の演奏が自分自身できるまでは・・・

絶対に諦めないし、飽きることはない。