いやpart1はありません。
前回の「嬉しくない誕生月」のpart2みたいなものです。
だれもが「自分の人生、この程度か・・・汗」と思う人はいると思います。
じゃあ私はどうなりたかったのか?
これからお話することはややもするとクラシック界に喧嘩を売ることになりかねないので(汗)くれぐれも本気になさらないよう、よろしくお願いいたします。
私は実は20代の大学卒業の頃に、一時期クラシック業界とは全く違ったポピュラー制作関係の仕事も(大した量でもないのですが)やっていました。
またそういう関係の友人も何人か居て、色々と音楽制作においても話もよくしました。
当時私はクラシック界に対しての疑問もあって、一生懸命、現代の音楽業界で仕事ができないか、と思っていました。
つまりですねえ・・・今でもそう思っているのですが・・・
クラシック音楽はあくまでも即成の作曲家の曲を弾くだけです。
もちろん、ショパンの曲でさえもそれをうまく弾くことがどれほど難しいことかは今でも痛感しています。
誰でもクラシックピアノの曲を弾くことは簡単ではないし、奥深いです。
しかし・・・自分で自分の曲を作らないで果たして音楽家と言えるか?
昔はラフマニノフなどの自作自演ピアニストなど、大勢いましたが、今ではそういう人はかなり少なくなってしまいました。
自分はクラシック分野でなくてもいいから自分なりの曲を作って発表できる音楽家にもなってみたいという希望もありました。
そんな中、当時このシンセサイザーでよく音作りや音楽作りもやっていました。
編曲の仕事やテレビ局での仕事、またレコード会社の自作曲のオーディションなどもよく応募していて、あともう少しで採用から漏れてしまった、という経験もありました。
ただ、当時ヤマハのピアノ教室での講師の仕事も抱えていて、その仕事の関係上、両立が難しくなり、また自分が本当に弾きたい曲がクラシックだったということもあって、結局指導の方の仕事を選択してしまったのですが・・・。
もしあの当時、ポピュラー業界の方を選択して頑張っていたら・・・
CMやテレビ局の番組の曲を作ってそれで仕事をやっていけていたかもしれません。
何より、自分の曲を作ることはとても楽しいですし、無限の可能性や自分の好みの研究は限りないです。
ただ・・・自分の曲はどこまで作っても「芸術」とは程遠くて価値がないなあ・・・(汗)と反省もしていました。
当時このYouTubeに出てくるような曲を作っていましたが・・・。
そちらの方に進んでいた方が、満足していたでしょうか?(笑)
わかりません。
その道に進んでいても、意外とパッとしない仕事だったかもしれませんし。
もうこのシンセは売ってしまったのですが(当時は確か4台ほどいろんなシンセを持っていましたが)、もう一度オークションなどで買い直して(このsy99はもう製造中止になってしまいました)遊びでいいからまた作ってみようかなとも思っています。
また、シンセだけでなく、生ピアノでももう一度、歴代の芸術的な作曲家たちの曲ほど価値がある・・・とまではいかなくても自分なりの曲をもう一度作ってみようかと、時々思ったりもします。
自分のオリジナリティーって・・・なんなんだろう?
そう考えた時、今の自分ってないなあ(笑)
どこにでもいる人間=村田・・・でしかありません(笑)
あー俺の人生、この程度だったなあ・・・。
しかし、もちろんクラシックピアノを弾くことはそれはそれで大変だし、いい演奏をすることはそれはそれは難しいことです。
何が音楽家、芸術家、創作家、と言えるかなんて・・・そう簡単に決められることではないですし。
人は誰も、自分に満足できないときに、他の夢を託して、現実逃れをしようと思ったりもします。
自分はこういう可能性もあったんだと・・・。
でもそれは虚像でしかなく、現実は今の自分がありのまま・・・です。
ありのままを認めてですねえ・・・汗。
今の道をさらに昇華して(消化?)
やっぱり頑張りますか?
私は来世とか前世は信じません。
あるのは今のただ一度だけの、この残された時間がわずかの、自分だけです。
できることをやって残りを頑張るだけです。