最近は気温と湿度の関係でピアノのコンディションが一定しません。
そういう場合、ピアノの音がいろいろ変化するのですが、ややキンキンな音になりがちな時が多いようです。
そんな時、音が出すぎる、もしくは硬い音になりがちになるので、ソフトペダルを使うことになるのですが、通常はソフトペダルを多用するのは本来はご法度と言われてきました。
なぜなら、ソフトペダルに頼ると、自分から柔らかい音、小さい音を出すことを怠けてしまう傾向にあります。
なので私もなるべくソフトは使わずに弾く練習をしていましたが、最近気がつきました。
やっぱりどんどんソフトペダルは使った方がいいのかなと。
理由は単純です。
やはりソフトペダルでないと生み出せない音が存在するからです。
ここにいろいろ書いてありますがソフトペダルはそれはそれで重要な楽器です。
ソフトを使えば、やはり多様な音が作り出せると思います。
なんというか・・・頭で空想している音を作りやすくなる。
あまり出し惜しみや、ソフトペダルを使わなくても、なんとかなる・・・ではなくてどんどん使った方が良いのでは?と最近は思っています。
加えて、やはり小さい音はソフトペダルを使った方が容易に作りやすい。
やはりそこは出し惜しみしない方が良いのではないかと思いますし、創造的な音作りにはどんどんソフトペダルを使った方が良いのではと。
当然、楽譜に指示があるから踏む・・・のではなくて、書いていなくとも、使った方が良いと思います。
そう考えると・・・
ピアノはやっぱり上級者はグランドピアノでないといけないと思います。
その差はあまりにも雲泥です。
なかなか学習者に初っ端からグランドピアノを勧めるのはできませんが、根本的にアップライトピアノではダメということになりかねません。
もちろんアップライトピアノにもソフトペダルをつけている機種もあるようなのですが・・・
今まで確かに私もそういう機種に触ったことはあるのですが、なんというか・・・その効果がイマイチでした。
多分楽器自体の箱の性能の違いが出ているのではないかと思ったのですが・・・。
どちらにしても、グランドピアノを持っている人は積極的にソフトペダルはどんどん使った方が良いと思います。