一番大事なことはコロナの症状のように、全身倦怠感で弾くこと(?)

なんでまたテクニックの内容なのに、コロナだの松井秀喜だの出てくんの?・・・と思われるかもしれませんが・・・

いたって真面目な内容です。ここは「真面目なブログ」ですから

松井のバッターボック、26秒からご覧になって下さい。

26秒からの松井の肩にご注目。

なんども肩を上げてから落としていますよね?

これはつまり、肩が上がらないように、下げているかを確認しているんだと思うんですよ。

スポーツとピアノはかなり同じ内容だと私は思っているのですが、ピアノも同じです。

絶対に肩は上がってはいけない。

肩をあげると全身に力が入りやすくなる。

加えて、上げてしまうと手に重さがかからないんです。

腕も手も宙に浮きやすくなる。

野球はなぜだかの理由はわかりませんが、おそらくバットを自由自在に操るには腕に無駄な力は入ってはいけないので、その辺りでピアノと同じ理由だと思います。

自然に重さを鍵盤に載せるには、肩から下はだらりと倦怠感のあるコロナ症状のように(?)脱力が出来ないといけない。

いや別に私はコロナにかかって倦怠感に襲われたわけじゃないですよ(笑)

でもその様に倦怠感が襲っている状態で弾いてほしいのです。

基本、重量奏法はもちろんいろんな奏法があります。

手首を回したり、跳ねたり、・・・

でも、最も基本的な奏法はまずは、「重さを自然にかけて全身の力を抜くこと」

これだけでほとんどの部分は弾けるはず。

それでも弾けない時に初めて、押したり、引っ掻いたり、回したり、跳ねたり・・・。

という奏法を加えていくだけです。

もちろんその特殊な奏法の時でも重さはかけないといけない。

大基本は倦怠感の様な脱力。

いっそのこと、

倦怠感奏法・・・といったほうがいいのかもしれません。

子供に「重さをかけて」と言っても理解してくれない生徒もいるもんで(汗)

さて、あなたも、重量奏法が習得できないときは是非!

明日から人混みに紛れてコロナウイルスにまずはかかって倦怠感を獲得しましょう!