1.答え合わせの前に・・・
例の問題、わかりましたか?
ヒントは・・・
哲学的思考による答え・・・です。
これでわかったかな?
教室の一番弟子とか、先生とか、隣の家の〇〇ちゃんでも・・・はたまたホロヴィッツとかでもないです。
はたまた・・・生前のショパンの演奏とかでもないです。
もちろん、ライバルとしてショパンでもいいんですが・・・(汗)
そういう答えではないです。
答えは後ほど。
.
2.怒った先生が負けた本当の理由
講師が怒ったら負けと、以前書きましたが、その理由です。
実は講師が怒った相手は・・・生徒ではないです。
そのようで、実は違う。
実は・・・怒った相手は、あなた自身なのです。
あなたがあなたの無能さに己に対して怒ったのです。
生徒の指導でどうにもならなくなって、あなた自身が諦めて投げたくなったのです。
そうでなければ、次の一手でなんとか解決しようとするはずです。
それが、解決方法がなくなってしまったから、その自分の無能さに呆れて自分自身に怒ってしまったのです。
これを私は知ってから、絶対に怒らないようになりました。
そう、怒ったら・・・自分の負け。
怒った時は・・・さじを自分が投げて指導を放棄した時。
だから講師は絶対怒ってはいけません。
心の中で思っても口に出してもいけません。
次の一手を探ることです。
また、怒ってしまうと人間は冷静さを失います。
的確な判断力を失い、思考は感情的、場当たり的となり、出てくる言葉は自分の意思とは全く違った、とんでもない言葉が出るようになり、思考は完全停止します。
そして、全く解決にならない袋小路へと向かいます。
仏教の教えの中にある”貪瞋痴”
この中には”怒ってはいけない”という教えがあり、上記のような内容が書かれています。
K-1選手やプロボクサーであっても絶対怒って試合なんかしていません。
そんなことやったらすぐ相手に弱点を突かれて負けます。
非常に緻密な計画練習の元、頭脳的に相手を倒すだけなんです。
この言葉、講師たちは肝に命じてください。
多分ほとんどの先生たちはわかっているとは思うけれど。
ああ、それからたとえ生徒が喧嘩をふっかけて来ても相手にしてはいけません。
同じ土俵に上がって喧嘩などやっても何も生まれません。
解決もしません。
さて、次回は”怒った生徒も完全に負け”をご説明します。
例の宿題に直接結びつく内容です。
だいたい講師が怒るパターンと似ていますが・・・実際はもっと深刻です。