そういえば昔、もう40年前のような気がするのですが(笑)JAlだかANAだかの機長が精神病にも関わらず、操縦桿を握って運航して、羽田の着陸の時にエンジンスロットルレバーをフルで押して逆噴射して墜落させる事故がありました。
その際、副操縦士が「機長!何やっているんですか!」と言ったらしいのですが、その時代、よくビートたけしがブラックジョークで「逆噴射!押してもダメなら引いてみな」とか言っていました。
今回はそういう意味ではなく(汗)テクニックです。
重量奏法は自然に重さで弾くことが前提ですが、それでもダメな場合は、下だけのエネルギーではなく、さらに前後に動かすことも必要になることがあります。
今日はちょっと忙しいので、動画は用意していないのですが、大概、私は重さだけでは足りない場合は押したり、引っ掻いたりすることが多いです。
もちろん、自然に重さをかけて弾く・・・これだけで実はすでに引っ掻いて弾いているのですが(多分普通は誰も気がついていません)
しかしその自然な弾き方でも弾けないときは、押したり引っ掻いたり・・・。
どちらが多いのかは・・・あくまでもその状況によるかな?
ただ、ひょっとすると・・・ひょっとするとですよ?
体格のいい人、手の大きい人、欧米の人などは、もう普通に重さをかけただけで弾けてしまうし、ほんのちょっと引っ掻いただけで十分音が出るとは思うので、あえて押したり引っ掻いたりする必要性はないとは思いますが・・・。
おそらく・・・我々日本人が、おもちゃのピアノや、ポータブルサウンドなどのキーボードを弾いている感じだと思うのです。
それって・・・もうその時点ですんごいハンディ(汗)
でも仕方がないです。
なので、引っ掻いてもダメな場合は是非、押してみる。
さらに・・・押してもダメなら引いてみな(笑)
一見、楽に弾いていますが・・・はい、確かに楽に弾いています(笑)
でも同じように自分がこのように多少引っ掻いて弾くと・・・
というか、すでに指の長さが足りないので、手首を固定しては弾けません(笑)
さらにサラサラと引っ掻いても音が出ません(汗)
絶対的な重量が足りません(汗)
ゆえに、さらに、腕の重さを手首にかけて派手に手首を動かして強く引っ掻かないと音が出ません。
困ったものです(汗)