どこに行っても、なんとなく気になるピアニストはいるものです。
それほど大きい賞を取っていないけれども、非常に気になるピアニストはよくいる。
私は実は2015年のショパンコンクールの全演奏youtubeを持っています。
まあ言わばそういう行為は「犯罪行為」ではあるのですが(汗)こういうコロナのせいで暇な時期に、もう一度じっくり見てみようかと、今聞き直しています。
そんな中で・・・
ああ、そういえばこんな、気になるピアニストがいたなと。
Luigi Carroccia
イタリアのピアニストですが、残念ながら2015年の時には3次予選まで行ったのですが、おそらく腕の故障で、演奏途中、一旦痛みで退場をしてしまい、失格となってしまいました。
しかし、彼の演奏は忘れられない「何か」がありました。
凡才程度の他の出演者と違った「何か」がありました。
それが何?と聞かれても、答えられないのですが・・・。
それが、ショパンというものです。
彼は2020年には28歳。
ギリギリの年齢ですが、果たして今回は出るのでしょうか?
ショパンは他の作曲家とは一線を違えています。
求めているものが他の作曲家と違いすぎる。
それを非常に多彩な音色で表現する必要性がある。
本来ならそういう多彩さは印象派の方が求められることが多いかもしれませんが・・・いや、やっぱりショパンの方がその多彩さを必要として、かつそれがないとまずい気がする。
私は実は彼の3次予選のプレリュード集のすべての演奏と、途中退場のシーンの動画を持っていますが、現在ではそのすべてのプレリュードの動画はインターネットではないようです。
でもすごい名演です。
このyoutubeの演奏を聴いてもわかると思うのですが、結構危なっかしい部分が多々あります。
多分腕の故障によるミスだと思うのですが、普通これやると絶対1次予選敗退なのですが、3次予選まで行ってしまっています。
多分、何がしかのものを、やっぱり審査員も認めて、ミスは度外したのかなと?
どうでもいいけど、このコロナ休暇の間に曲をいっぱい仕上げないと(汗)