今度から音楽的に真面目な(?)内容のブログはこちらに書きます。
一方、真面目でない(?)おちゃらけな面白ブログはこちらに書いてありますのでご参考下さい。
今回の真面目な音楽ブログは・・・
子供の生徒の重量奏法についてです。
重量奏法とか、重力奏法とか、ロシア奏法とかって、まあ聞いたことがある人はいるかもしれません。
色々それぞれの流派が「自分のところの奏法が正しい!」と明言するんですが(笑)正直どこも同じです(笑)
多少違うところはあるかもしれませんが、実は方向性は同じ。
ただ、多少の奏法、使い方が違っているかもしれませんが、結局は同じ処方を持ちうることも多いでしょう。
私自身は正直「〇〇メソッド」とか言う言い方はあまり好きになれません。
本当は昔から受け継がれてきた奏法のはずなのにそれを「うちは独特!、ここだけのオリジナル奏法!!」と言うのには抵抗があるからです。
本当は・・・ピアノをうまく操っている人たちは結局、昔から一つの奏法に集約されて落ち着いていることが多いのです。
しかも無意識に。
ここが不思議なところで、弾けている人たちは実は知らずに重量奏法を使っていることに気がついていない。
多分・・・。
あまりこのことについてとやかく論議することは避けておきます。
あとのことは世間が判断すればいいだけですから。
今回は子供の生徒に指導する重量奏法についてです。
まあ、あえて「重量奏法」というのも、もしかするとよくないかもしれません。
普通に「弾きやすくする脱力奏法」と言ってしまえばいいのかもしれませんが。
昔はwebsiteにおいて、「重量奏法なんてインチキな奏法がまかり通っている」という意見が多かったので私はあえて、生徒には重量奏法は(子供も大人もそうですが)指導しませんでした。
かなり奏法で困っていて、二進も三進もいかない生徒にのみ、重量奏法を指導したのですが、近年では積極的に重量奏法は教えるようにしています。
昔は「押し売りかな?」と思って遠慮していたんですが(いやでも押し売りったってお金を特別に取っていたわけじゃない・笑)
ただ、近年、中途で入ってくる生徒の奏法がひどい状態の人が後を絶たず、せめて私の周りの生徒においては無理をしない奏法を指導した方がこの人達のためになるのでは?と思ってやっています。
この世界はいつまでたっても悪い風習が残ることが多いのです。
バイエル(これ、使っているとピアノを上達させないためのテキストになっている)をいまだに使っていたり、大きい音を出すことが表現的に正しいと考えていたり・・・。
注意すべきは子供ですね。
子供というのは真っ白な状態です。
そりゃどこの子供もそうです。
そこからなにがしかの色に染まっていく。
一度染まった色はその後はそう簡単に変えることはできない。
これ・・・考えてみると超・恐ろしいです。
ああ、私は音楽関係の指導程度でよかった(笑)
まあそれはいいとして・・・。
子供の真っ白な状態から、どうやって奏法、読譜法、音楽性を身に着けさせるか?
正直大人になってからでは、手遅れということも多くあります。
大人は既存の習慣を変えることはかなりの努力がないと難しい。
努力だけでなく、既存の性格も出来上がったりして、意識力的にできないこともある。
私は思うに大人になっても、自分を変えようという意識は必要です。
その場合、いかに自分のプライドを捨てられるか?
このプライドを持っていると多分、自分を劇的に変えることはできないんです。
だから私は究極にプライドは持っていません(汗)
あんなもの、持っていると邪魔になる。
持っているだけ、自分の進歩が進みません。
どこぞのブログに書いてありますが、海外の研修では大変でした(汗)
プライドも何もあったもんじゃない(笑)
あるのは目の前のプロ集団と自分の雲泥の差の認識(汗)
プライドなんて持っていたら一目散に逃げたでしょう。
プライドがなかったからあの場で踏ん張れた(?)
いや・・・それ以上に自分が馬鹿だったからでしょう(笑)
でも馬鹿になりきると得るものはすごく多い。
学習者はプライドを持ち続けると甚大に失うものも多いです。
プライドは捨てて、何歳になっても染まってしまった部分をもう一度真っ白にして素直に学ぶ姿勢が必要だと思っています。
その点子供は素晴らしいです。
誰も「プライド」なんていうものは持ちたがらない。
それが大正解なんです。
ずいぶん長くなってしまいました(汗)
真面目ブログだからでしょうか?(汗)
続きは次回に持ち越しましょう。